動画制作依頼の費用相場はいくら?
内訳も要チェック!
動画制作は宣伝・広告やプレゼンなどのために欠かせないものですが、制作にはどのくらいコストがかかるか相場がわからないという人も多いことでしょう。
もし、動画制作を依頼するなら、きちんと相場を知っておくことは重要です。
そこで、動画制作の費用相場と、制作には「どの部分にいくらコストがかかっているのか」を解説していきます。
動画制作の工程を知っておこう!一般的な流れは?
動画制作には、決まった一連の流れがあります。基本的に作業工程は不可逆であり、もし、前の工程に戻る必要があれば、その分時間とコストが大きくかかるので注意する必要があります。
一般的な動画制作の工程は以下になります。
1.打ち合わせ
クライアントと動画制作者の間でイメージを共有する大切な作業です。
この段階を軽視すると、最終的にできあがる作品がイマイチなものになることが多いので注意が必要です。
2.企画や台本の作成
企画や台本は、「だれに向けて作るのか」「なぜ人はその動画を見る必要があるのか」などを常に考えながら作成していきます。
費用やスタッフの構成、撮影場所の決定もこの段階で行います。動画制作に最も時間と手間をかけておきたい段階です。
3.撮影
撮影場所の確保や日取り、撮影時間などを事前にスケジューリングしておき、撮影当日は段取りに従ってテキパキと撮影していきます。CGを使う場合もこの段階で作業を進めます。
4.編集
編集作業は動画制作にとっての要であり、時間をかけてじっくり行う必要があります。
編集作業は一気に行わず、まずは仮編集をしてクライアントに見せ、方向性を確認しながら作業を進めていくと全面的な修正などが避けられるでしょう。仮編集後は本編集に進みます。
5.納品
本編集が終了したら納品です。
納品といってもただ単に完成データを渡すだけではなく、必要ならアーカイブを作成したりコーディングしたりと、クライアントの要望に応えます。(※1)
※1. 【NEXGATE】映像制作の3つの流れについて~企画・シナリオ作成→撮影・素材制作→編集~
動画制作は人件費が膨大にかかる!相場はいくら?
動画制作でかかる費用の多くは人件費です。
人件費といっても撮影や編集にかかるものだけではありません。動画制作における人件費の事情や相場について見ていきましょう。
企画関連費は、プランナーによる企画作業にかかる費用のことです。動画の長さや数によって、プランナーの人件費は変わっていきます。相場は15秒の動画でおよそ3万円から、30秒の動画で5万円からが一般的です。それ以上のものは10万円以上を見込むと良いでしょう。
動画制作に欠かせない管理者であるプロデューサーは、人件費の相場が10万円からとなっています。プロデューサーの仕事は主に、スタッフの決定や予算管理などです。
撮影のプロである演出家は、映画でいう監督の役割を果たします。撮影アングルや衣装などを決める役割を担います。演出家の人件費は人によりけりですが、安く請け負ってくれる人で10万円程度でしょう。
また、大規模な撮影になる場合は、カメラマンや音声のほか、照明技師やモデル、スタイリスト、美術デザイナー、運転手などのスタッフが必要となります。
したがって、規模が大きくなると撮影に関わる人数も多くなり、その分人件費もかかっていきます。(※2)
人件費以外には何がある?動画制作のお金事情
動画制作を発注すると「思ったよりもコストがかかった」という経験がある人も多いのではないでしょうか。動画制作には人件費以外の制作コストもかかるため、費用内訳を知ることは重要です。
では、一体どのようなコストがあるのでしょうか。
撮影に関する費用
動画制作で必要不可欠なものに、ビデオカメラや三脚、マイクなどの撮影機材があります。
また、よりクオリティの高い撮影をするためには、照明機材も必要です。
さらに、イメージに近い映像を撮るために、ロケ地や撮影スタジオの確保をしたり、現地まで行く交通費がかかったりします。
モデルや小道具を使用する場合は美術費が、動画に音楽を入れる場合は音楽に関する費用が、CGを使った表現をするならCG制作費も撮影に必要な費用としてかかってくるでしょう。
編集に関する費用
撮った動画は編集してこそ人に訴えかけられる作品に近づけられます。編集にはカットして素材をつなげる仮編集と、色味やエフェクトなどを調整する本編集、MA(音編集)の主に3つです。
編集作業はカットだけなら1日で完了することもありますが、手間をかけるほどクオリティが高いものができる可能性が高くなります。そのため、時間と費用を惜しまないことが良い動画を作るための重要なポイントといるでしょう。
納品に関する費用
意外と忘れがちなのが納品にかかる費用でしょう。
プリント費用やコーディング費用、アーカイブのためのメディア費用が納品に関する費用内訳です。
プリント代はCM動画を納品する場合に必要な作業代で、コーディング代はウェブにアップロードする際にフォーマットを変えるために必要となるコストといえます。アーカイブはDVDやブルーレイなどのメディアに保管する際に発生する費用です。(※2)
※2. 【動研】見積もり前にチェック!動画制作はいくらかかる?料金相場まとめ
結局相場はいくらなの?動画制作トータルの費用は?
同じ動画を制作するにしても、制作会社や制作プランによってトータルの費用は大きく異なります。
また、撮影の規模によってもコスト相場は変わります。目安としては、安い場合で10万円程度、高いケースだと100万円以上になるでしょう。ただし、料金だけ見れば安いに越したことはないと思うかもしれません。
しかし、料金が安いとそれだけサービスも少なくなり、編集しかしてくれないというケースもあります。料金が高ければ良いというわけではありませんが、価格だけを見て動画制作を依頼するのは避けるべきでしょう。費用とサービスのバランスを見ながら、お得に感じられる会社を選ぶことが重要です。
見積もりを見分ける!納得のいく制作依頼をするには?
引っ越しでもリフォームでも、見積もりは複数社に取ることは今や当たり前となっています。動画制作の依頼でもそれは同じことです。
同程度の内容の動画であっても制作会社によっては見積もりの価格に大きな開きが生じる可能性があるので、複数の制作会社に見積もりを取ることは大切といえます。
その際は、単純な費用を比較するのではなく、費用内訳をしっかり見るようにしてください。料金が高くても内訳を見れば、価格に見合ったクオリティのものができあがるかが大枠判断できるでしょう。
また、見積もり時の担当者の対応も、依頼するかどうかの判断基準のひとつとなります。見積もりからは、さまざまなことがわかるため、制作会社選びでは上手に見積もりを活用していきましょう。
基本は相場に応じた価格帯で依頼を!
制作会社選びのポイントとして、見積価格が極端に安かったり、あるいは極端に高かったりする会社は注意が必要です。基本的には相場とほとんど差違のない価格帯の見積もりから制作会社を選ぶと良いでしょう。
しかし、これから定期的に動画制作を行う予定があるのなら、制作会社には依頼せず、自社で動画制作ができる人材を育成することもひとつの方法です。自社制作をすれば、制作にかけるコストを大きく抑えることができるでしょう。人材を育てるためには、動画制作の研修サービスがおすすめです。
動画マーケティングは、時代とともに注目度が高くなっている分野なので、これを機に自社で動画を制作できる人材を育成してみてはいかがでしょうか。動画は人々の記憶に残るメディアであり、集客や購買意欲を高めるのに大変効果的です。動画を上手に活用し、ビジネスをますます発展させていってください。
まずは挑戦!行動に起こすことが大切!
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